夏休みを利用し、8月10日(木)10:00から、市民消防防災研修センター(天神2)で、“未来の消防士”たちに、消火器取扱や放水などの消防訓練体験が行われた。
小樽市消防本部の「少年消防クラブ消防訓練体験及び見学研修会」に取り組んだのは、市内少年消防クラブ員の42人と指導員16人。この訓練は、少年消防士たちを対象に、毎年1回夏休み中に実施している。
今年の訓練開始前には、幸町で民家の火災があり、待機していた消防車両3台が現場に向かい、真っ赤な消防車両なしでの訓練となった。しかし、火災は小規模だったため10:25には鎮火し、消防車両1台は同研修センターに真っ先に駆けつけ、訓練に参加した。
訓練では、少年消防士たちを2班に分け、消火器取扱、煙道通過、放水訓練を体験。放水訓練では、消防隊員の説明を受けながら、ヘルメットをかぶった子供たちが懸命にホースを持ち、その威力を体感した。
高島小の中山克明くん(12)は「力をいっぱい入れなければいけなかったので大変だった。色々なことを教えてもらったので面白かった」と、汗を拭いながら話していた。
指導員の矢野ゆかりさん(54)は「年々、少年消防クラブに参加する子供たちが減ってきている。小さい時からこのような消防訓練を体験して、防災意識を身につけることは良いこと」と、訓練に汗を流す子供たちを見守っていた。