8月7日(月)、夕闇迫る高島町内に、青森ねぶたやアニメキャラクターの行灯(あんどん)がくっきり浮かび上がった。
小樽有数の漁港を持つ高島町には、100年以上も続いている伝統のあんどん行列があったが、少子化の影響で一時中止されていた。しかし、同町会の努力で3年前に復活し、今年も7日(月)18:00~19:00、七夕パレードが行われた。
子供たちの作った手作りの真っ赤な金魚やとなりのトトロ、ドラミちゃん、武者人形など、様々なキャラクターのあんどん約10基が、子供たちと太鼓の音とともに高島町内をパレードした。
パレードに参加した日根康太くん(7)や本間弘樹くん(8)は、「金魚作りは大変だったけれど、パレードに参加出来てうれしい。いっぱいあんどんが並んで、きれいで楽しかった。まだ来年も参加したい」と、ご褒美のおやつをもらってニッコリとしていた。
高島町会の大黒昭さん(75)は「昔は50台くらいのあんどんが並んで、町内を歩き回ったんだけどな。少しでも子供たちが参加してくれるようになったのでうれしい。なんとか子供の夏の行事として続けていきたい」と、子供たちのあんどんの列に目を細めていた。