8月6日は広島に原爆が投下された日。「平和」と書かれた灯籠が、6日(日)19:00から、小樽運河の水面を静かに流れて行った。
被爆61年となった今年も、広島で平和記念式が行われたが、小樽では、この原爆投下の8月6日を忘れないようにと、小樽運河の浅草橋街園で、広島の灯籠流しと同時刻に平和を祈念して、小樽運河灯籠流しが行われた。
戦争を語り継ぐ小樽市民の会・小樽平和委員会・新日本婦人の会の3団体が作る同実行委員会の主催で、今年で18回目を数える。
夜の闇に包まれた小樽の観光名所・小樽運河を約70基の灯籠が、平和を祈念して流れて行った。
旭川から来た女性(63)は「昼間も運河を見に来たのですが、夜はもっときれいだと聞いて来てみたら、灯籠が流れていて、情緒があり、ついつい長い時間見入ってしまいました」と、運河をゆっくり流れる「平和」灯籠をじっと見つめていた。