30度を超す真夏日となった8月17日(木)、18:00受付開始で、夜の小樽の人気イベント「第5回はしご酒大会・ドリンクラリー」(北観協社交組合小樽支部主催)が始まった。
お盆時期に到来した猛暑で、夕方になっても蒸し暑さが引かず、汗を拭いながらの「はしご酒大会」となった。暑さの中、18:00の受付開始から徐々に、3,000円の前売券を持った参加者が集まり、スナックのママたちが振る舞う酒で、早くも顔を赤らめる人などで賑わい始めた。
受付で5軒のはしご酒先を指定された参加者たちは、手に手にスタンプカードを持ち、スタートの合図を待つ。
この頃には、小雨が降る天候となったが、参加者も次第に増えて会場一体を埋め、熱気がムンムンと溢れるまでになった。約1,700人もの多数に膨れ上がった参加者を前に、主催者の北観協社交組合小樽支部・安達七郎支部長が、「今日は思い切り楽しんで下さい」と呼びかけ、山田勝麿市長は「まだ暑い日が続いていますが、どうか暑さを吹き飛ばすように、皆で一杯やって下さい」と挨拶。
スタートの号砲とともに、参加者たちは一目散に小雨降る花園の小路に散った。この日ばかりは、花園繁華街は人と傘で溢れ、一時の賑わいを見せた。90分間で5軒のはしご酒とあって、店を探す時間や空き待ちの時間を入れると、1軒あたり10分程しかないが、ビールを片手に参加者同士も和気藹々となり、このイベントを楽しんでいた。
90分間で5軒を回りスタンプをもらって会場に戻った参加者たちは、蒸し暑さで汗だくになりながら、今度は海外旅行など豪華商品の当たる抽選会に臨んだ。当たった人の歓声と外れた人のため息が交差し、真夏の世の酔夢は、ネオン街の闇に消えていった。