小樽運河のヘドロを改善しようと、天然の海水から作った改善剤「クリアウォーター」の試験施工から1ヶ月経ち、その分析結果がまとまり、小樽市に報告された。
小樽運河の底質(ヘドロ)を改善し悪臭を除こうと、海水が素材の良質のミネラル環境改善剤「クリアウォーター」を散布したのは、東京にある株式会社環境保全(松本光司代表取締役)。同社は、小樽運河の竜宮橋周辺で、市民ボランティアによる散布を、6月5日・6日の両日に行っていた。
今回、1ヶ月後の分析結果では、改善された結果は見られず、むしろ改善前よりも、少し悪くなっているという分析結果が出た。これは 「夏場へ向かい水温が上昇傾向にあるために、汚れが増加傾向にあるためだと推測され、今後、クリアウォーターがどんどん溶けていけば、自然の力が復活してきて、改善が進んでいく」 としている。
現在、ヘドロの中では、自然界バクテリアが、まさにしのぎあっている状態で、今後は良い結果が出ると思われると分析し、その際には、改めて報告がなされることになっている。
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