潮まつりの最終日となった7月30日(日)も晴天に恵まれ、神輿パレードやまつりのフィナーレを飾る大花火大会が行われ、多くの観客で盛り上がりを見せた。
第40回おたる潮まつり(同実行委員会主催)は、7月28日(金)・29(土)・30日(日)の3日間で開祭され、28日の潮ふれこみや29日の潮ねりこみで、どんどこざ~んの潮音頭の踊りの輪が市内に広がった。
最終日の30日(日)は神輿パレードが13:30から始まり、花銀通り・サンモール一番街を経て中央通りを下り、中央ステージまでを練り歩いた。約1,000人の威勢の良い法被姿の若衆たちに担がれた5基の神輿は次々に地を舞い、まつりの華が観客の拍手喝采を呼んでいた。5基の神輿は17:00に中央ステージに到着、宮入の儀式を行った。威勢の良い担ぎ手たちによる神輿の迫力に、山田勝麿小樽市長も「いやーすごい迫力だね」と、感心しきりだった。
40回目の開催を記念して、小樽港内を渡る「潮わたり」も16:00から行われた。大漁旗を掲げた漁船17隻や約170名の応募者が乗船した観光船3隻が、小樽港内をぐるりと一周し、海への感謝を捧げた。
18:00からは中央ステージで潮ねりこみコンテストの表彰式が行われ、小樽美容協会が10年ぶり2回目の優勝を飾った。同会の創立50周年記念の「CATS IN USHIO」は、ユニークなメークと衣装による踊りの構成やチームワークが評価され優勝に輝いた。準優勝はソプラティコ&クラッセ、3位は北一硝子の順位となった。(順位表参照)
中央ステージ周辺は、大勢の見物客で歩くのもやっとの賑わいを見せていた。19:00からは北原ミレイ歌謡ショーが開かれ、小樽にゆかりのヒット曲「石狩挽歌」が会場に響いた。
小樽最大の3日間の潮まつりのフィナーレを飾る大花火大会が20:00から行われた。約3,000発の大輪の花火が小樽港の海上の宙に咲き、満員の会場に反射していた。次々に咲くスターマイン、仕掛け花火や一尺玉の40連発の大輪が咲くたびに、会場からは大きなどよめきと拍手が上がっていた。
第40回の記念すべき潮まつりの3日間は晴天に恵まれたこともあり、順調に推移し、最終日の大花火大会がフィナーレを飾った。