消防犬「ぶん公」の勇姿戻る!ブロンズ像で復活!


bunko5.jpg 全国的にも知られる小樽の消防犬「ぶん公」の勇姿が、ブロンズ像で復活する。
 濃緑色のブロンズ製の消防犬「ぶん公」記念碑は、小樽市観光物産プラザ前広場(色内1)に設置される。77×77×160cmの像は、グレーの御影石の上に前足を揃えた姿で消防ホースとともに、7月21日(金)からお目見得する。
 「ぶん公」は、昭和初期の小樽の消防本部に飼われていた雑種のオス犬。火災出動とともに消防自動車のステップに乗り、颯爽と現場に赴いた。ホースを咥えて走り、吠えて野次馬を整理するなどの活躍をしたという。
 当時のラジオや雑誌にも取り上げられ、日本でただ一匹の消防犬として全国に名を馳せた。近年では、絵本にもなり、大きく取り上げられた。この絵本を見た人が、「消防犬ぶん公記念碑建設期成会」(木下英俊会長)を結成し、ブロンズ像の作成と設置を目指していた。
bunko6.jpg ブロンズ像も完成に近づき、7月13日(木)からは、設置場所の小樽観光物産プラザ前で、記念碑設置の工事が始まった。同期成会では、7月21日(金)14:30から記念碑の除幕式を開催し、小樽市へ「ぶん公」記念碑を寄贈する。期成会では、記念碑のメンテナンス費用を賄うため、今後は維持保存会を立ち上げ、引き続き消防犬「ぶん公」を暖かく見守ることにしている。
 木下会長は、「水口忠さんの絵本を読んで感動し、期成会を立ち上げ、皆さんのご支援でここまで来られました。皆さんの心温まる結果だと思います」と、完成を心待ちにしている。
 なお、消防犬「ぶん公」の剥製の手入れも同時に終わり、除幕式に合わせて小樽市博物館(色内2)のロビーに再び展示することにしている。
 小樽の消防犬「ぶん公」の剥製とブロンズ像で、「ぶん公」の名が全国にさらに知れわたることになろう。

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