小樽市街と石狩湾を一望する天狗山(532m・最上2-16)は、小樽のシンボル的な存在で、市民や観光客に親しまれている。この頂上の周囲には、自然遊歩道の森林浴コースが設けられており、快適な散策が楽しめる。
天狗山は、冬はスキー場として、夏は夜景の素晴らしさでも知られている。この季節は、天狗山の山頂の周囲に広がる自然遊歩道を木洩れ陽を受けながらの散策が心地良い。
天狗山ロープウェイを降りて、小樽天狗山神社を見ながら第2・第3展望台の東屋で市街の一望を楽しむ。自然遊歩道約1.3km・20分の森林浴コースの看板に沿って林間を登る。
樹木には名札もつけられており、道を迷うこともなく山頂に着くが、周囲は笹竹と樹木で覆われ、展望は利かないが心地良い。
風が流れていく。下り道に入ると、左手にスキーゲレンデが広がっている。この道を下ると天狗山神社の脇に出る。
天狗山からは、大曲展望所(582m)、於古発山展望所(706m)、遠藤山(735m)、丸山(629m)、JR塩谷駅に至る縦走路も広がっており、登山ハイキングの利用客も多い。
夏山シーズンのこの時期に、小樽周辺自然歩道を歩き、小樽の絶景を楽しみたい。