7月1日(土)06:45、米海軍航空母艦「キティホーク」(約82,000トン)が、小樽港内に灰色の巨体を見せた。
快晴の朝日を浴び、飛行甲板に戦闘機が並び、その偉容が銀色の海に浮かんだ。
港内の赤・白灯台の間を抜けると、タグボートに押され方向転換し、ゆっくりと約1時間をかけ07:45に勝納ふ頭に接岸した。
この間、市民団体からの寄港反対のシュプレヒコールが飛んでいたが、空を舞うヘリコプターの爆音で、その叫び声もかき消された。
空母「キティホーク」は、イージス巡洋艦「カウペンス」と自衛隊艦「ゆうぎり」を随伴艦に、7月1日から5日までその巨体を小樽港勝納ふ頭につなぐ。