道産ワインを揃えるワインカフェ「小樽バイン(BINE)」(色内1)のおもしろメニューが話題を呼んでいる。「小樽・後志“旬の味覚”」メニューは、春夏秋冬1年を通じて、小樽・後志で採れる海と山の幸を一覧表にしたもの。一目で季節の旬の食材が分かるように工夫されている。
このおもしろメニューのグラフには、海の幸ではハッカク(12月~4月)やサクラマス(4月~6月)など12種類。野菜ではアスパラ(5月~9月)やトマト(6月~10月)など11種類。フルーツではいちご(5月下旬~8月中旬)やさくらんぼ(7月)など4種類の品が青や緑で色分けされており、分かりやすく掲載されている。
表の中には、甘エビのカクテルサラダ、アカガレイのセモリナ粉揚げなどメニュー名も載せられ、食事を待つ間に楽しめるメニューとなっている。
「お客様とこの時期に何が美味しく食べられるのかなど、話題作りになれば」(酒井洋玲店長) と作成した。1月から12月までの小樽・後志の食材を、安く美味しく食べられる旬な時期のグラフと、その料理を載せたおもしろメニュー。
春のメニューに次いで、現在夏のメニューを作成中で、トマトやアスパラなどを使った料理の掲載を考えているという。
同店は、1912(明治45)年に旧北海道銀行の本店として建てられた西洋式石造建築を利用しており、店内では、やわらかな灯りに照らされた木のぬくもりと軟石のあたたかさで包み込む。 おたるワインを中心に約100種類の道産ワインを揃える、本格的ワインカフェとワインショップ。 工夫された料理にも定評がある。