市立小樽美術館(色内1)3F市民ギャラリーで、6月21日(水)から25日(日)まで「第28回小樽日本画協会展」と「押し花展」が開かれている。
「第28回小樽日本画協会展」は、小樽出身の画家・本間聖丈氏が発足させた日本画と水墨画の会(五十嵐清雲代表・82)の会員による展示会。現在は小樽市内の15名が会員となり、1年間描き溜めた白と黒の濃淡だけで描く山や海、花を描いた作品など約60点を飾る。
山の雪景色の日本画を描いた五十嵐代表は、「モデルを使わなくなってからは、自由気ままに山ばかり描いている。心の癒しとして描き続けきて、自分が倒れるまでやりますよ」と作品を見ていた。
「押し花展」は、五十嵐代表の妻・ふみさん(76)が、約10年続けている押し花の最初で最後の個展。仕事を終えてから何か始めようと考えている時に、押し花の展覧会を見て「これなら私にも出来るかもしれない」と教室に通い始めたという。
1種類の花で表現する古流と何種類もの花で表現する現代の技法で、コスモスやナナカマド、「秘密の花園」などの約40点を飾る。「押し花でも色々なことが出来るところを見てもらいたい」と話していた。
82歳と76歳の五十嵐夫妻による同一会場での初めての展示会は、6月21日(水)から25日(日)までの10:00~17:00。入場無料。