小樽市消防署は、「危険物安全週間」(6/4~10)の7日(水)10:00、市内手宮1の三昭株式会社小樽支店(神山克支店長)で、「危険物油槽所火災防ぎょ訓練」を実施した。
訓練は、「平成18年6月7日(水)午前10時00分頃、日本海北部でマグニチュード7(震度5強)の地震が発生した。この地震により、屋外貯蔵タンクの送油管及び防油提に亀裂が発生、従業員が送管の亀裂箇所を補修作業中火災が発生、火炎は拡大し隣接タンクへの延焼危険が切迫している」との想定で行われた。
消防機関と危険物保有事業所が連携して、危険物火災に伴う初期消火活動の後、消防隊による発泡消火活動など実践的な総合消防訓練が行われた。
この日参加したのは、小樽市消防本部、小樽市消防団第1分団、三昭株式会社小樽支店、小樽防災連絡協議会の4者による約40名。
自衛消防隊や消防隊のきびきびした動きで訓練はスムーズに行われ、万一の危険物火災に備えていた。
「危険物安全週間」は、消防職員など158名が重軽傷を負った、1964(昭和39)年の東京都品川区の危険物違法貯蔵による爆発火災が契機となり、1990(平成2)年に制定された。