5月27日(土)に開かれた自由民主党小樽支部の総会で、2007年市議選の第1次公認から外れていた久末恵子議員(77)が、このほど次期市議選への出馬意思を固め、公認を申請することが分かった。
久末議員は、6期連続当選の自民党市議団の古参議員で、市の監査委員を務めている。現在77歳という高齢にあり、同党の1次公認から外れたことから、次期市議選出馬については、周囲から引退の公算ではと見られていた。
しかし「1次公認時には考えることがあり、保留にしてほしいと支部長に告げていたが、1次公認を外れたことの報道があり、支持者からの問合せが相次ぎ、健康も極めて良好なので地域のために今一度挑戦する決意を固めた」という。
久末議員は、「1次公認では保留にしてもらっていたが、辞めるとはどこにも言っていなかった。このほど支持者との話し合いの中で、健康であれば年に関係なく、もう一回がんばってやって欲しいという声が寄せられ、年2回の病院での健康診断でも優等生と言われているので、高齢ではあるが地域のためにもう一度挑戦することを決めた。
1次公認を保留にしたのは、議員定数の問題で自民党のやり方に不満を持っていた支持者の方から非難を受け、無所属で出馬すべきだという声も多く寄せられ、揺れ動いていた部分があった。しかし、自民党も4減案に賛成することになり、私の主張も通ったので、自民党には長年お世話になっていることもあり、自民党公認で出ることを選んだ。なるべく早い時期に公認申請をしたい。これまで自分は6回の選挙で1回も2,000票を下回ったことはない。市民の多くの支持者の要望に応えるべくもう一度出馬する。今回はインターネットでの報道の影響がいかに大きいかを認識した」と次期選挙に出馬することを明確にした。
久末議員が、近く自民党に公認申請し、自民党から出馬することが決定的になったため、現役議員12名の中では、引退を決めている中畑恒雄議長(75)を除く11名が出馬することになった。これに新人で1次公認された2氏を含めて、現在のところ13名の出馬が確定的となった。同党支部では、9月に第2次公認を発表することにしており、2、3人が追加公認される予定になっている。
自民党高齢議員では、75歳の中畑恒雄議員が引退し、77歳の久末恵子議員が78歳で次期市議選に挑戦するという、女性の強さ・元気さが端的に示されるものとなった。
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