開会中の小樽市議会(第2定例会)は、13日(火)に続き14日(水)も会派代表質問を行った。
質疑に立ったのは、平成会・森井秀明議員、公明党・秋山京子議員、民主市民連合・斉藤博行議員の3氏。
平成会・森井秀明議員は、市立病院、あおばとプラン、退職手当、議会の活性、職員の人事異動及び昇進、景観について、海の感じる散策路、観光から交流へ、選挙の開票などについて質疑を行った。
市立病院について、「誰に聞いても、新しく作った病院が破綻するのが目に見えているといいます。新しい病院が必要と強く願っている人たちでも、ちゃんと成り立つのかが不安だと聞きます。箱がきれいになるという話を聞いても、内容での担保を市民に示せなければ、不安は増大していくのではないでしょうか」と質した。
山田勝麿市長は、「統合新築で、2つの病院が分かれている経営上の非効率性が解消されますし、適正な病床規模による効率的な運用などにより、健全な経営が可能になると考えています。もちろん、新しい病院が出来るだけで健全な経営が成り立つと考えているわけではありません。分析などを行い、収支改善の具体的な方策も検討し、実行に移していくことにより、確実に収支改善に繋げていきたい」と答弁した。
公明党・秋山京子議員は、小樽市の財政再建問題、小樽公園再整備基本計画、ごみの減量化・有料化、AED(自動体外式除細動器)の設置、アレルギー性疾患対策、教育問題などについて質疑を行った。
小樽公園再整備基本計画について、「市民の大切な遺産のひとつ小樽公園の整備については力をかけて行うべきと思いますが市長のお考えを」と質し、山田市長は「老朽化が進み早急に再整備を行う必要がある」と答えた。
民主市民連合・斉藤博行議員は、道州制特区問題、高齢者雇用安定法の改正、個人情報保護条例、指定管理者制度、障害者自立支援法、新博物館建設、学習到達度調査、小樽港の平和利用などについて質疑を行った。
新博物館建設について、「10月中旬に工事が開始され、4月のリニューアルオープンは厳しいと思うが」の質問に、菊譲教育長は「諸準備などを考えると、4月中のオープンを目処にしていたが、開館時期を遅らせ夏休み中を目処にしています」と答えた。
15日(木)は一般質問が行われる。
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