開会中の小樽市議会(第2回定例会)は、13日(火)13:00から本会議を開き、共産党と自民党の会派代表質問を行った。質疑に立ったのは共産党の菊池葉子議員と自民党の佐々木茂議員の2人。
1番目の質問に立った共産党の菊池葉子議員は、米艦船キティホーク入港問題や財政問題、市立小樽病院の新築に関して、室内水泳プールとまちづくりに関して、教育基本法並びに学校適正配置計画に関して、介護保険について、老人医療(高額医療費の返還)について、議案第29号に関してなどについて質疑を行った。
市立小樽病院の新築に関して「起債271億円の50%を病院事業会計で返済していくという計画が示されていますが、新病院の経営で利益を生み出すことが可能だとする根拠はどこにあるのですか。新病院を建設したものの医師が確保出来なかった。患者の動向が変わった。医療制度が予測不能な内容で変更になったなどの理由で、市民負担が大きくならないとの保障は出来るのでしょうか」と質した。
答弁に立った山田勝麿市長は、「市立病院の統合新築で、2つに分かれている経営面での非効率な要素が解消されることが上げられる。適正な病床規模、病棟編成、良好な環境のもとで効率的な運営をすることで、大幅な収支改善が可能になると考えられる。今後の医療制度改革などで、取り巻く環境の変化に柔軟に対応した病院経営が求められているので、建設を進めていく過程でもそれらに対応し、市民のみなさんの負担を最小限にするように努力する」と答弁した。
自民党の佐々木茂議員は、総合計画、財政問題、北海道新幹線について、まちづくり三法改正について、学校評価・ガイドラインについて、児童生徒の安全対策などについて質疑を行った。
北海道新幹線については「新幹線開業に伴う本市への効果はどのようなものが考えられるでしょうか」と質した。
山田市長は、「北海道新幹線開業で、東京小樽間が4時間になり、仙台小樽間が2時間30分になり東北とのアクセスが改善し、観光誘致に大きな役割を果たすことになる」と答弁した。
会派代表質問は14日(水)にも行われ、平成会・森井秀明、公明党・秋山京子、民主市民連合・斉藤博行の3議員が質疑を行うことになっている。