小樽市議会第2回定例会が、6月9日(金)13:00から28日(水)までの20日間の日程で開かれた。
本定例会には、平成18年度小樽市一般会計補正予算をはじめ、小樽市病院事業会計補正予算などの予算5議案及び小樽市職員定数条例の一部を改正する条例案や、小樽市税条例の一部を改正する条例案など23議案の計28議案が上程された。
9日(金)13:00から本会議を開き、市長の議案の提案説明と議員提案による小樽市議会議員定数条例の一部改正案や、小樽市議会議員の報酬、費用弁償及び期末手当てに関する条例の一部改正案と小樽市非核港湾条例案の提案説明が行われた。
このうち、定数条例の一部改正案は、議員定数を現行32人を4減し28人にするもので、平成会と公明党の共同提案となっている。今回は、自民党が2減案の30人案を提案せず、4減案に賛成するとの方針転換を明らかにしており、自民党は平成会・公明党の4減の共同提案の賛成に回ることになった。このため、これまで市議会を揺らしてきた議員定数問題が、本定例会で決着することになっている。
「小樽市議会議員の報酬、費用弁償及び期末手当てに関する条例の一部改正案」は、共産党が提出した。議員定数4人の削減よりも議員報酬削減が必要と、議員報酬の現行5%削減を2%増やし7%削減を求めるものと期末手当の100分の20の加算を廃止するよう求めたもの。これにより、1年間で3,900万円の財政効果が出るとしている。これまで、議員定数削減に反対してきた共産党が、定数の4減案が成立の見込みとなったために対抗策として出したもので、この議案の行方にも関心が集まることになる。
本定例会の日程は、13日(火)と14日(水)に会派代表質問、15日(木)一般質問、16日(金)・19日(月)・20日(火)予算特別委員会、21日(水)各常任委員会、22日(木)市立病院調査特別委員会、23日(金)と26日(月)議員定数等に関する特別委員会、28日(水)に本会議の日程となっている。
◎日程表