巨大台船に工場を載せた“珍船”4台が停泊している小樽港に、さらに巨大なサルベージ船「富士」が、5月23日(火)18:00に港内に入り、その偉容な姿を見せた。双胴ウィンチの高さが通りがかりの人などの目を引き、携帯やデジカメで撮影する人も次々と現れた。
巨大起重機船「富士」(13,014t)は、5月23日(火)18:00過ぎに小樽港・港町ふ頭に着岸した。船体の長さ105m、幅46m、深さ8mの深田サルベージ建設株式会社(本社・大阪)の主力船のひとつで、双胴ウィンチの海面からの高さは133mに及ぶ。
「富士」は、サハリンの往復の途中に、2005(平成17)の5月と8月にも小樽港に入港しており、今度で3度目の小樽入港となっている。23日(火)から27日(土)までの滞在で、27日(土)にはサハリンへ向かう予定。
27(土)・28日(日)には、工場を載せた巨大台船2隻が入港の予定となっており、小樽はサハリンプロジェクトで活躍する巨大“珍船”が、入れ替り立ち替り現れている。
現在、第3ふ頭、第2ふ頭には、石油精製プラントの一部を積んだ台船4隻が並び、港町ふ頭には「富士」が悠々と停泊している。