ロシア・サハリン州の石油・天然ガス開発の一大プロジェクトで建設される工場を載せた巨大台船が、小樽港に次々と集結している。日常の港風景とは違った、台船に載った大きなプラント工場の集結に、見学する市民もその大きさにビックリしている。
約100mの台船に載せられた、大きなパイプが縦横に走る工場施設の一部は、、強力なタグボートに曳かれ、第一陣の2隻が5月12日(金)と13日(土)に小樽港に入った。これに続く第2陣の2隻が、19日(金)と22日(月)にも続々入港してきた。
このうち22日(月)に入った台船は、他の1隻と一緒に19日に姿を見せたが、停泊するバースが、先に到着した台船で占められ、バースの空きがなく港外で停泊を余儀なくされていた。しかし、他のバースが空いたことで22日(月)に入港となった。これも巨船ゆえの悩みだった。
小樽港に集結した4隻の工場台船は、韓国・ウルサンで製造した石油精製プラントの一部を、サハリンに運搬する途中で小樽へ寄港している。サハリンの港がまだ氷で閉ざされていたため、小樽港で待機している。台船は全部で6隻で、27日(土)・28日(日)には、最後の2隻が小樽港に入ってくる。しかし12・13日に入港した2隻は、24日(水)には出港する予定。
22日(月)には、4隻の台船とタグボートが集結し、小樽港に新たな工場群が出現したかの光景が広がっている。見物に来た人は、携帯電話やカメラなどで撮影しながら、海の上に出現した工場群に関心の様子だった。
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