第40回おたる潮まつりの記念事業として企画されていた 風鈴の製作コンペで、9工房33作品の中から「潮風鈴」が決定した。
おたる潮まつり実行委員会では、開催40回の記念事業のひとつとして、3月に小樽市内のガラス工房に「潮風鈴」の製作コンペに参加を呼びかけていた。
これに応じ、市内13工房のうち9工房から33作品が応募。市役所女性職員63名、ミスおたる応募者5名とミスおたる選考委員7名による投票で、4月24日に小樽運河工芸館の中森信人(29)さんの作品が選ばれた。「どれもレベルが高い作品だったが、この作品が一番夏らしく、風物詩的なものを感じている」(山本秀明実行委員長)。
選ばれた風鈴は、ヨーヨーをイメージした作品で、白いガラスに淡いピンクや薄緑、水色の斑点模様が浮き出ている。「浴衣にとても合うので、女性に人気が出るのではないでしょうか。音色もすごくかわいいんです。一つ一つが手造りのため、形や模様、音色も違い、ぜひ手にとって買ってもらいたい」と、ミスおたるの矢尾菜穂子さんと小林沙織さんがPRする。
この風鈴は、6月20日(火)から7月30日(日)まで、1個1,800円(500個限定)で運河プラザで販売される予定。無くなり次第販売は終了する。販売収益は、おたる潮まつりの運営資金の一部となる。
この風鈴の他、同実行委員会では、開催40回を記念して様々なイベントを企画しており、山本実行委員長は 「潮まつりのねりこみで、過去に最大で1万人もの市民が参加した時がある。今回は、それくらいの参加者が集まるようにがんばっていきたい」と、「潮風鈴」の音とともに潮まつりに期待していた。