家族一緒に野菜作り!小樽の124家族で体験農園!


noen2.jpg 快晴となり絶好の農作業日和となった5月21日(日)。市民に野菜や草花作りの場を提供する「市民体験農園(家族農園)(塩谷3・伍助沢)の開園式が、おたる自然の村市民体験農園協議会主催で行われ、愛好者たちが鍬入れや畝作りなどに心地良い汗を流した。
 今年で22年目を迎える家族農園は、「土と緑の自然に親しみ収穫の喜びを肌で感じてもらい、農家との交流を図ってもらう」ことが目的。高齢化の著しい後継者不足の小樽農業への理解を深め、農業の振興にも結びつくことを目標としている。今年は、約5haある農園を286区画に分け、新規申込者24家族を含め124家族が利用する。
 21日(日)10:00から行われた開園式で、おたる自然の村市民体験農園協議会・若林金吾会長が、「今年は124家族が参加して頂きました。新しく参加された方々は、農作業について先輩たちに色々聞いて下さい。ほうれん草やスイカ作りの名人がいますから、ぜひ聞いてください。今日は、天候にも恵まれましたので、気張らずゆっくりとリラックスして農作業を行ってください」と、青空を見上げ笑顔で挨拶した。
noen1.jpg 早速、農作業を始めた最上の岩崎典子(34)さんと光希(3)くんは、「今年2回目の参加です。家族で楽しめるし、自分たちで作ったとうきびや枝豆が甘くておしかったの。今年は少し多めにがんばってみようと思ってます」
 長年農作業に関わっている奥沢の吉田治彦(68)さんは、「近所の人に誘われたのが切っ掛けで参加してね、すぐにハマってしまったんだよ。出来た野菜は新鮮でおいしいし、なんたって自分で作るんだから特別だよ」と、苗を運んだり鍬入れを行っていた。
 家族農園は、1区画(20平米)年間4,000円。最大で8区画を利用するベテランもいるという。小樽は、これからが農作業の絶好のシーズン。土日祝日には、124家族が自分達の畑の手入れに精を出し、9月上旬の収穫を目指す。