歴史的建造物が並ぶ小樽で、公道レースの実現を目指す小樽グランプリ推進協議会(山田勝麿会長)の事務局は、小樽市長の信書を持って、4月6日(木)から11日(火)まで、アメリカ・ロングビーチを訪問した。現地時間の4月8日(土)に、メディア懇談会が開かれ、小樽グランプリ実現に向けて、小樽のPR活動を行った。
同協議会は、2004年3月27日に設立され、シンポジウム開催など様々な活動をしている。ホームページ上では、これまでの流れやプロジェクトポリシーなどを詳しく掲載。
8日(土)アメリカ・ロングビーチで開かれたメディア懇談会には、地元や日本のマスコミ約40名が集まった。2007・2008年に向けて、ブラジルや韓国、中国もレースの開催地として名を上げているため、小樽の観光ポスターと英語版の観光パンフレットで、各メディアに小樽を大々的にPRした。この懇談会の様子は、アメリカのメディアにも大きく取り上げられたという。
同会は、市長の「日本における開催の第一候補として、ぜひ、小樽を選定して頂くことを要望いたします」という信書を届け、「チャンプ・カー・ワールドシリーズ」のスティーブ・ジョンソン社長やコースデザイナーなどと、開催に向け、運営方法などを話し、「返事は来週中には届くだろう」としている。
これから、警察への申請、地域住民や道路管理者の同意などの課題があるものの、2007年の開催を目指し、さらに活動を強めることにしている。荒澤之博事務局長は、「北海道全体を元気にするために行っている。やる以上 は、色々な人を巻き込んでやりたい」と意欲を燃やしている。(写真提供: 小樽グランプリ推進協議会 )