GWの初日となった29日(土)、小樽市の施設で最も遅く、手宮緑化植物園(手宮3)と旧寿原邸(東雲町8)がオープンした。
手宮緑化植物園の植物は、今冬の豪雪の影響で未だに芽生えず。旧寿原邸には、カップルや家族連れの観光客が訪れ、まだ、庭に残っている雪を見て驚いていた。
手宮緑化植物園は、手宮公園内にあり、小樽港を一望できる絶景の眺望地点として知られている。ツツジ園、自然生態園などが園内に広がり、桜並木もあり花と緑を楽しめる。多くの市民が、散歩コースとしても利用している。今年は、観測史上第2位の積雪深を記録したため、園内では、名残雪が多く樹木もまだ雪の下に隠れているものもある。
快晴となったGW初日の29日(土)、園内中央にある芝生広場では、緑が一面に広がり、のんびり座って小樽港を臨む人もいた。札幌から陸上競技大会で小樽を訪れた、長内結希(14)さんは 「自然が多くて、雰囲気もいいし、景色も最高に良い。のんびりできますね」と、芝生の上に座り込み、大会で疲れた体を癒していた。
29日(土)にオープンした、水天宮に上る坂の途中にある旧寿原邸は、小樽の坂の高低差を利用した見事な家屋。小豆将軍と呼ばれた高橋直治が、1912(大正元年)年に建築した木造建築。後に寿原外吉が所有し、市に寄贈された。
家族旅行で小樽に2泊3日で訪れた根岸直子(40)さんは 「お腹の中に赤ちゃんがいるので、水天宮によった帰りに寿原邸に来ました。立派な邸宅でびっくりしました」と、内や外をゆっくり見学していた。同邸は、土・日・祝日のみ入場無料で一般公開される。