小樽の夜の一大イベントとして人気の「はしご酒大会・ドリンクラリー」が、今年は5月開催が延期され、恒例の賑わいイベントの先送りに、常連客や参加店からも「残念だ」の声が上がっている。
小樽の夜の繁華街、花園のスナック、飲食店を舞台に一人2,500円で5軒をはしご酒し、豪華賞品をゲットできる参加型イベントとして、大人気を博していた「はしご酒大会」。 第1回は、2002(平成14)10月31日に、北観協社交組合小樽支部主催で始まった。このイベントのユニークさが受け、沈滞ムードが漂っていた、夜の花園を人・人で溢れさせ、大盛況を博した。
第2回以降は、周辺商店街が開く「さくら祭り」の前夜祭として、毎年5月に実施されてきた。5回目の開催となる今年は、この「さくら祭り」との日程の調整が不調に終わり、「はしご酒大会」の5月開催は延期されることになった。
「はしご酒大会」を主催してきた北観協社交組合小樽支部・安達七郎支部長は 「第1回大会は独自の開催だったが、その後、さくら祭りの前夜祭として、5月の木曜日に共催していたが、今年は金・土・日のどれかでやれないかとの話が来た。しかし、金・土・日という日程では、飲食店を100軒集めるのは不可能なので、今回は、さくら祭りの前夜祭としては、行わないことになった。なぜ、週末の金・土にこだわり、木曜ではいけないのか。未だに疑問のところだ。お客さんや参加店からは、やってくれとの強い要望があるので、暖かい季節での開催を考えているが、まだ、日程は決まっていない」と、これまでの木曜開催ができなかったことに首を傾げている。
小樽さくら祭り実行委員会・中村全博委員長は 「はしご酒さんとの共催がうまくまとまらず、今年はさくら祭りの前夜祭としては中止となった。道路に通行止めがかかる水天宮祭りや潮まつりのねりこみの時などに開催のチャンスが来ると考えている」としている。