おたる水族館(祝津3)は、ゴールデンウィーク(GW)の限定企画として 「マンボウの展示」や「館長のおすすめ」などを4月26日(水)から実施する。
ネズミイルカとゴマフアザラシが一緒に泳ぐ、ほのぼのプールを設置したり、5種類のアザラシを同時に飼育するなど話題も多い同館は、このGWの限定企画で、さらなる集客増を目指す。
限定企画の 「マンボウの展示」では、「大海ののんきもの、ユーモラスな姿が特徴のマンボウ2尾が大分マリーンパレス水族館『うみたまご』からやってくる」という。
「館長のおすすめ」では、あたまでっかちのオタマジャクシとサンショウウオの幼生を一緒に展示する「あたまでっかち~オタマVSサンショウウオの生き残り戦略~」を企画。オタマジャクシのみとサンショウウオのみの水槽ひとつずつと2種類を一緒に入れる水槽ひとつを展示する。
「オタマジャクシが多い環境で育ったサンショウウオの幼生は、オタマジャクシを丸飲みしやすいように頭と口を大きくします。一方、サンショウウオの幼生が多い環境で育ったオタマジャクシは、頭を大きくして丸飲みされにくい体をもつようになります」と、自然界で繰り広げられる生き残り戦略に焦点を当てた、国内の水族館の中でも例のない先駆的な企画だという。
小田誠館長は 「生き物達が生きていくために戦略を立てているのに、人間の子供はどうなのだろうか。だから、もっと自然にでて成長してもらいたいという意味もあるんです」と話している。
さらに、5月3日(水)から7日(日)までのGW期間は営業時間を拡大し、イルカスタジアムでのオタリア・イルカショーや海獣公園でのペンギン・アザラシ・トドなどのショーの回数を増やす。ネズミイルカのぬいぐるみなどのグッズも販売して、過去最低の入館者数を記録した昨年の挽回を図る考えだ。