小樽市 消防本部では、4月 20日(木) から30日(日)までの11日間、「あなたです 火のあるくらしの 見はり役」と、「春の火災予防運動」を実施している。火災が発生しやすい時期を迎え、住宅やグループホームなどの防火対策の推進を図る。
市消防本部・ 小樽市 防火協会が3月に発行した「第77号おたるしょうぼう 119」によると、2005(平成 17)年中の市内の火災は、前年よりも1件多い95件。焼損面積4,636平米、損害額3億2,000万円、死者7名、負傷者12名となっている。
さらに、救急出動状況では、出動件数6,245件と過去最高の記録で、2年連続で6,000件を超えたという。
火災予防運動期間中、市消防本部では 「火災が発生しやすい時季を迎え、火災予防思想の普及を図り、火災の発生を防止し、高齢者を中心とする死者の発生を減少させ、財産の損失を防ぐ」ことを目的に、車両防火パレードや住宅防火機器、住宅用火災警報器の展示及び周知などを行う。
期間初日の20日(木)は、13:30から16:30まで、消防広報車1台、消防査察車1台、消防ポンプ自動車3台が一列に並び、車両防火パレードを行った。「春は空気が乾燥し、強風が吹くなど火災が発生しやすくなります」と呼びかけながら、消防本部前から塩谷や蘭島、望洋など市内をぐるりと回った。
21日(金)は、市内新光2にある(株)ホクレンショップ朝里店で、火災防ぎょ訓練を実施。25日(火)と26日 (水)10:00~16:00は、長崎屋(稲穂2)の1階公共プラザで、住宅防火機器を展示し、パンフレットや防火チラシなどを配布する。写真提供:小樽市消防本部