陽春4月の幕開けとなった1日(土)の小樽市内は、昨日までの荒天から一転し、朝から絶好の快晴となった。小樽観光の拠点のひとつである、市内祝津にある小樽市鰊御殿も9:00からオープンし、観光シーズンが始まった。
快晴下、小樽観光のメッカの小樽運河には、家族連れや若いカップルが、雪が消えた運河の歩道をゆっくり散策する姿が見られた。日銀通りにある日銀金融資料館にも観光客が訪れ、かっての小樽の繁栄ぶりを目にしていた。
水産庁の「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に選ばれた、道指定有形文化財「小樽市鰊御殿」(祝津3)も1日(土)9:00からオープンし、約50名ほどの観光客が来場した。まだ風が冷たく、まばらな客足となったが、祝津地区では、おたる水族館が3月18日(土)から営業を始めており、本格的な観光シーズンの始まりを告げていた。
札幌管区気象台によると、1日の最高気温は4.8℃で最低気温は0.4℃となり、4月の平均並みの気温となった。あとは残っている雪が消え、4月下旬からのゴールデンウィークとともに、小樽観光も本番を迎えることになる。
東京では1日に桜が満開となっているが、小樽の桜は、観光シーズン本番となるゴールデンウィークに咲き、例年東京より1ヶ月遅れとなる。小樽の桜の満開とともに、小樽市内には観光地図を片手に持った観光客の姿があちこちで見られるようになる。