小樽天狗山でスノーバトル!春雪踏んで競技会! 


sky1.jpg 「天狗の壁」の急斜面で有名な小樽天狗山スキー場(最上2)で、「第7回ミナミスキー&スノーボードバトル in 天狗山」が、3月26日(日)11:00から行われ、参加者たちの激しい雪上バトルが繰り広げられた。
 今年で7回目となるミナミスキー&スノーボードバトルは、高校生以上で、スポーツ障害保険に加入している人を対象に、スキークロス、スノーボードクロス、MTBの3種目の競技を開催している。
 スキークロスとは、アルペンスキーの要素を含むスキー競技。4~6人が一斉に滑り、スタート直後の攻めぎ合い、抜きつ抜かれつの雪上バトルで、ジャンプでの空中戦が繰り広げられる競技。スピード、テクニック、選手間の駆け引きが、個人種目のアルペンスキーにはない迫力を見せる。
sky2.jpg スノーボードクロスとは、4~6人で一斉にスタートし、様々な障害物を越えていく。激しいクラッシュ等のアクシデントありのエキサイティングなスポーツで、“雪上のモトクロス”とも言われている。
 MTBとは、雪の上をマウンテンバイクで滑り降りる競技。選手間の駆け引きはもとより、2つのタイヤに頼る平衡感覚、雪斜面とのバトルが醍醐味となっている。
 26日(日)は、スキークロスに男子16名・女子6名、スノーボードクロスに男子32名・女子9名が参加し、雪上で激しいバトルが繰り広げられた。午前中は、天候に恵まれず、競技会も30分ほど遅れてスタートした。
 スノーボードクロスに男子の参加者が多く集まり、予選から激しいスノーボードバトルが始まった。4人が一斉にスタートし、激しく競い合い、上位の選手が次のトーナメントに進み、最終決勝トーナメントまで4人に絞られていった。
 参加者たちは、コースに設置された大きなウェーブ、バンクと呼ばれる傾斜となったカーブなどに苦難を強いられ、「雪が最悪ですよ。難しい」と嘆く選手もいた。
 スキークロス女子の1位となった高橋瑞希(25)選手は、「練習の時にうまくライン取りが出来ていたので、楽しんで滑ることが出来ました。まだまだ経験が浅いので、これから色々な大会に進んで出場してみたい」
 男子の1位となった加藤佑希(21)選手は、「常にスタートを“早く”と心掛けていました。先行を握ってやるという気持ちが強かった。コースはすごく大変でしたけれど、おもしろかったです」
 スノーボード女子の1位となった荻野亜紀子(29)選手は、「自信はなかったけれど、1位となったのでうれしいです。おもしろかった。また来年出場してみたいと思います」
 男子の1位となった稲葉祐二(30)選手は、「ニセコアンヌプリの大会で優勝していたので、天狗でも優勝したいと思っていました。早い人ばかりで、もう1回滑ったら分かりません。すごく楽しかったです。最後の大会だったので良かったです。良い形でシーズンを終われました」と、参加した選手と握手をしていた。
 天狗山スキー場では、3月31日(金)と4月1日(土)に行なわれる「第4回岡部哲也メモリアルスキー競技会」を終え、冬季営業を終了する。

 天狗山ロープウェイHP