東アジア・マーケットリサーチ事業実行委員会(中野豊委員長)は、台湾や香港での事業の報告会を、3月9日(木)15:00から小樽グランドホテル(稲穂1)で開催した。
同委員会は、2004(平成16)年11月の香港における事業の継続的なフォローアップと、台湾でのマーケットリサーチを実施するため、2005(平成17)年7月設立。小樽産品の海外展開の事業に力を入れている。
9日(木)は、同会による2005年10月の台湾そごうでの小樽産品と観光情報の周知PRを兼ねたマーケットリサーチ事業と、11月に香港そごうの北海道フェアに出展した事業の報告会。
約40名の参加者が集まった会場で、中野委員長が、「異業種の会員が集まり、複数の団体がひとつとなったことが、一番の成果。知恵を出し合い、人と人とのネットワークが小樽の再生の鍵となる」と挨拶。山田勝麿小樽市長は、「香港、台湾と成果があった。特に小樽の知名度が高いことに驚いている。小樽のお菓子や工芸品に高い評価を頂き大変うれしい。地域経済の発展の力になってくれれば」と話した。
井上晃委員から台湾マーケットリサーチ事業について、「の事業は意味深いものとなっている。販路拡大、ビジネス改革の非常に良い機会になった。台湾ではすぐに経済効果に繋がるだろう」と、事業の成果を話した。
田中一良副委員長は、「小樽に対しての高い関心と良いイメージが、今後も事業をやる上で非常に重要。今年は、台湾、香港で行った事業のフォローをしていく。やりっぱなしではなく、継続的に関連付けていく。現在、小樽ブームということで、冷めることも考えられるだろう。これからは、後志という地域の力を借りて進めていくのも良い。小樽の国際化にもっと積極的に取り組むべきだと思う」と総括し、今後の方向性を示唆した。