省エネルギーや新エネルギーを紹介する「エネルギー展 in おたる 2006」が、ウィングベイ小樽(築港)1F2番街イマジネーションチャンバーで、3月11日(土)と12日(日)の2日間開催している。
これは、小樽市が環境に対する市民意識を高めるため、現在のエネルギー消費を抑制する省エネルギーや化石燃料を代替する新エネルギーを紹介している。
会場には、北海道庁がモニターとして試験走行している、全国に3台で道内に1台しかない燃料電池車や、省エネルギーと新エネルギーに関するパネルを展示し、パンフレットを配布。新日本石油(株)、北海道ガス(株)、北海道電力(株)の協力で、家庭用の燃料電池やコージェネシステム、ヒートポンプなども展示している。
11日(土)の13:00からは、小学生を対象としたソーラーカー工作教室が開催され、約10名の子供たちが会場に集まった。 小樽市企画政策室・木村俊昭主幹の説明と一緒に、約20cmのソー ラーカーを組み立てていった。爪きりで細かいところをカットしたり、簡単に組み立てる子供や、お父さんやお母さんに助けてもらう子供たち。
約40分ほどで組み立て作業は終わり、ちゃんと走るか試運転を行った。会場には太陽の光がないため、ライトを照らした。真っ直ぐ走るソーラーカーや途中で曲がってしまうものなどで、子供たちは「あっ真っ直ぐ走った」、「曲がっちゃった」と楽しんでいた。
花園町の土谷卓也(9)くんは、「模型作りは楽しいけど難しかった。ちょっと曲がっちゃったけれど、ちゃんと走ってよかった。かっこいいでしょ」、堀彰洸(5)くんは「すっごいおもしろかったし楽しかっ た」と、ソーラーカーをお父さんに見せて自慢していた。
木村主幹は「太陽の光はエネルギーになるんだと、単純に分かってもらえたと思います」と話していた。「エネルギー展 in おたる 2006」は、12日(日)10:00~21:00。