おたる水族館(祝津3)が、3月18日(土)に2006(平成18)年の営業を始める。
今年の目玉は、日本で同館にしかいないネズミイルカとゴマフアザラシが一緒に泳ぐユニークなプール。
同館では、この2種類を自然に近い状態で見せることができないかと、ふれあいプールとしてネズミイルカが飼育されていた水槽の改修を行った。新しい水槽名は「ネズミイルカとゴマフアザラシのほのぼのプール」。ネズミイルカ4頭とゴマフアザラシ3頭が一緒に回遊する。約1,500万円をかけて行った大規模改修で、年々減少している来観者数に歯止めをかけ、今年度は35万人を目指す。
同館では、2月4日から19日までの15日間、「小樽雪あかりの路」の協賛として、2回目の冬季営業を行ったが、昨年の来館者数6,019人よりも半分も少ない3,040人という残念な結果となった。ジェンツーペンギンが、正面玄関のペンギン展示水槽から、海のパノラマ回遊水槽特設ステージまでの通路約30mを1日2回散歩する「ペンギンのお散歩」に期待を寄せていたが、思うように集客が伸びなかった。
今年は、大きなポスターを約6年ぶりに作成。目玉となるネズミイルカとゴマフアザラシが、一緒に泳いでる様子を写した1枚。中吊り広告用のポスターも作成し、冬季営業でのひとつの問題点であったPRに力を入れる。パンフレットも、昨年までは営業用と館内用の2種類を用意していたが、今年から「最近はHPでチェックしてから来館される方が多い」(同館)として、1枚にまとめてシンプルなものにした。
18日(土)のオープン日9:00には、開館セレモニーとして、花火を打ち上げ、くす球割を行う。開館に合わせて春の特別展「お魚たちのそっくりショー」が5月7日まで行われる。マンドリルやオウムなどの動物に顔がそっくりな魚たち15種類50点を展示する。
2006(平成18)年の営業は3月18日(土)から11月26日(日)まで。