小樽潮陵高等学校(潮見台2)の空手道部・坂入匠(17・新3年生)主将は、3月24日(金)から26(日)まで愛媛県武道館で行われた、「第25回全国高等学校空手道選抜大会」に出場し、男子個人組手でベスト16に入る成績を収めた。
坂入主将は、全道大会で準優勝し、北海道代表2名のうちの1人として出場。近年では、北海道代表として上位に位置している強豪選手。中学生の時から注目されている全国レベルでも有名。高校進学の際には様々な高校から声がかかったが、「空手の推薦で高校に入るつもりはなかった」(坂入主将)という。市内の進学校である潮陵高に進学し、勉強とスポーツを両立させ、授業の成績でも上位に入る。
小学校から市内の勧仁塾(山村弘一首席師範)に通い、今でも、学校の部活を終えてから夜遅くまで通う。顧問の増田康広教諭は、「怠けることなく、前向きに一生懸命がんばっている選手。 本当によくやっている。今回の大会でもベスト16に入り、よくやってくれた。しかしもっともっと上を目指せる選手だ」と期待する。
「優勝を狙っていましたが、ベスト16という結果で残念です。最初にポイントを取られてしまい、あせって空まわりしてしまいました。しようがない」(坂入主将)と話す。195cmの長身から放たれる蹴りが有名。今年行われるインターハイや国体で優勝を狙う。
同校の空手道部は、全国的にみても設備や時間などに恵まれない環境だが、これまでに全国大会でも好成績を残す選手が多く、30人以上の部員がいたこともあったという。現在では、男子3人と女子4人という少人数クラブで、坂入主将に期待がかかる。