2月4日(土)から19日(日)まで開館される、おたる水族館の小樽雪あかりの路協賛「冬季特別営業」を前に、2日(木)11:00から、「ペンギンのお散歩」のお披露目が行われた。
「ペンギンのお散歩」は、同館が冬季営業の目玉として企画。正面玄関のペンギン展示水槽から、海のパノラマ回遊水槽特設ステージまでの通路約30mを散歩させるもの。
2日(木)11:00からのお披露目には、地元の祝津小学校の児童生徒36人が招待され、初の「ペンギンのお散歩」を見守った。
お散歩するペンギンは、同館が飼育する5羽のジェンツーペンギン。身長約60~70cm、体重7~8kgで、白と黒のツートンカラーの体に鮮やかなオレンジ色のクチバシが特徴。南極大陸の海岸や周辺の島に生息しており、性格はとてもおとなしい。
5羽のペンギンは、お散歩の初お披露目とあってか、展示水槽の上で羽を広げたり、大きく口を開けたり、足踏みをしたりしながら、初の大役の緊張をほぐして本番に臨んだ。
館内の通路を囲んだ生徒たちの前を、飼育員に導かれた5羽のペンギンは、気後れもせず辺りを見回しながら、スタスタと早足で一気に特設ステージに駆け上がった。ステージの上から「お散歩なんか簡単だぜ。どんなもんだい!」と、得意顔で囲んだ生徒たちを見回していた。
5羽のペンギンが歩くにつれ、「かわいい」、「うわ~はや~い」、「目がかわいい」と、生徒の歓声が館内に広がった。桜井涼(11)くんは「すごくかわいかった。ペンギンの歩き方が面白い。また見に来たい」と大喜びしていた。
佐藤清一館長は「みんな喜んでくれた。ペンギンも驚いていないし、これから慣れてくれるだろう。雪あかりへの観光客などが少しでも足を運んでくれれば」と、冬季営業の入館者数に期待をよせていた。
昨年の冬季営業の入館者数は、6,019人だったが、今年は「ペンギンのお散歩」で、それ以上の入館者数を目標としているという。
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