2月4日(土)は、暦の上では立春だが、小樽をはじめ道内各地には、強い雪が降り続いている。このため、航空、鉄道、道路など各種交通機関に大きな影響が出ている。
これは、北海道付近が冬型の気圧配置になり、上空5,100mに氷点下45℃の非常に強い寒気が入り、海上から活発な雪雲が断続的に入っているため。
小樽など後志北部には「大雪・風雪・波浪・なだれ注意報」が出され、札幌気象台では「引き続き4日夕方まで30センチの大雪。北西の風が雪を伴って強く海はしける。大雪やふぶきによる交通障害、突風や高波、なだれに注意」を呼び掛けている。
4日15:24には「風雪注意報」を解除、「大雪・波浪・なだれ注意報」を継続している。「引き続き5日朝の内まで強い雪が降り35センチの大雪となる。また海は5日明け方まで波の高さ3メートルと高い。大雪による交通障害、なだれ、海上や海岸では高波に注意して下さい」と呼び掛けた15:30には、大雪に関する石狩・空知・後志地方気象情報 第7号を発表。「後志地方では、引き続き5日朝の内にかけ大雪となり、これから5日朝の内まで35センチの降雪を予想し、大雪による交通障害、傾斜地でのなだれに注意注意して下さい」と、大雪への注意を呼び掛けている。
立春4日の小樽は、断続的に雪が吹き付けており、交通機関に影響がでている。札幌~小樽を結ぶ札樽道は、全面閉鎖され、車両は国道5号線に迂回し、渋滞で普段の倍以上の時間がかかっている。JRの小樽駅に到着する列車も30分の遅れがでており、一部の列車の運休もあり、利用者の足に影響している。
市内では、自分の背丈より高く積み上げられた雪に、さらに雪を投げる作業が市民の手で行われている。投げても投げても積み上がる雪に、市民もうんざりの表情だ。雪で一車線が消えた道路では、歩行者が雪の陰に隠れながら車両の通過待ちを強いられている。
立春の週末の小樽の街は、屋根や家の周りの道路などで雪投げをする市民の姿があちこちで見られる。
◎道路情報