小樽からトリノへ!北照卒2選手に熱いエール! 


torino.jpg イタリア・トリノで開催中の冬季オリンピック、アルペン競技に出場した北照高等学校卒業の2選手に、小樽から熱いエールを送る「テレビ応援会」が、2月25日(土)22:00から新日本海フェリー(株)マルチホール3F(築港7)で行われた。
 遠い小樽の地からトリノへ向けてエールを送る「テレビ応援会」は、メダル獲得の夢の実現を願って、同校関係者である北照会(同窓会)や同校スキー部OB会たちが主催。
 25日(土)には、学校関係者や市民など約140人が集まり、世界の大舞台に立った、北照校卒の皆川賢太郎(28)・佐々木明(24)選手を応援。会場は熱気と興奮に包まれていた。
 皆川選手は新潟県出身で、1996(平成8)年に同校を卒業し日本体育大学へ進学。佐々木選手は大野町出身で、2000(平成12)年に同校を卒業し日本体育大学へ進学した。
 22:58からのアルペン男子回転1回目では、皆川選手が3位、佐々木選手が8位と健闘。2回目への出場の切符を掴み、メダルへの期待が高まった。応援に来ていた野球部員の宮北勝太(17)くんは、「北照の先輩は、本当にすごいと思う。種目が違うけれど、僕も野球を一生懸命がんばりたい。すごく勇気づけられた」と、画面の映像を見て興奮していた。
 途中、スピードスケート女子5,000m中継が入り、アルペン男子回転2回目が行われたのは26日(日)02:15頃。メダル獲得を願って、会場の応援もオーバーヒート。参加者たちは日の丸の旗を振り、「がんばれ皆川先輩・佐々木先輩」などと応援メッセージを書いた紙を広げ、「いけぇ!」、「がんばれ!」と、トリノの大舞台に立つ2人に向けてエールを送っていた。
 しかし、参加者たちの応援も力及ばず、皆川選手は4位と健闘したものの、あと一歩のところでメダルを逃した。佐々木選手は途中棄権。参加者たちからは、「残念」、「惜しい」、「よくやった」と拍手が送られた。北照校の原岡賢吉校長は、「惜しかった。でも、2人はよくやってくれた。誇りに思う」
 皆川・佐々木の両選手の高校時代のスキー部・工藤裕監督の妻・寿美(55)さんは、「主人はトリノで彼らを褒めているだろう。2人が帰っ てきたら、おつかれさまと言いたい。本当によくやったよ」と、涙を浮かべていた。
 小樽から熱いエールが送られたトリノオリンピックは、26日(日)で幕を閉じる。