2月2日(木)09:00に小樽市内の積雪は、144cmと今冬最大の積雪深を記録した。これは、北海道上空に、この冬で最も強い寒気が入り、強い冬型の気圧配置により、市内に急激な降雪をもたらしたため。
2日(木)05:00に121cmだった積雪は、09:00には144cmを記録。早朝05:00から09:00までのわずか4時間の間に、23cmの積雪をもたらした。この記録は、この10年間でも3番目にランクされる記録で、05年の3月4日の153cm、96年2月10日の149cmに次ぐ、3番目の記録となった。
これは、平年値の115cmより29cm多くなっており、市内は、積雪に埋もれている。市内各所の2車線道路は、ほとんどが1車線通行を余儀なくされており、通行に大きな影響を及ぼしている。
この2日朝の急激な降雪で、札樽道が通行止めになり、並行して走る国道5号線も迂回した車で渋滞し、列車の運行にも遅れが出るなど交通機関に影響が出た。
現在、小樽など後志北部には「大雪・風雪・波浪・なだれ・着氷注意報」が出され、「3日に明け方まで大雪や吹き溜まりによる交通状態、突風に、海では高波や船体着氷に注意して下さい」と、札幌管区気象台で呼び掛けている。
これから3日明け方まで、海上18m、陸上15mの風が吹き、波の高さは4m、雪の予想は30cmとしている。
2月1日(水)小樽市は、除雪費が不足し、補正予算を組んだばかりなのに、またまた大雪の襲来で、頭の痛い日々が続くことになる。
朝から降り続く雪に、市内手宮地区の石山の浄応寺へ上る坂でも、大雪が追い討ちをかけるように、市民は除雪作業に一生懸命になっていた。