1月も20日を数え、二十四節気のひとつ“大寒”を迎えた小樽市内は、雪と氷に覆われれ、1年で最も寒い季節へ突入している。
大寒は、1月20日頃から2月4日の立春までの2週間位を言い、寒の真ん中で、1年で一番寒い時期。
小樽の1月19日(木)の平均気温は-6.3℃で、最低-9.0℃、最高でも-4.0℃と、寒い1日となった。20日も08:00で-6.1℃で、一日中マイナス気温となっている。
このため、市内の道路は凍ってツルツル状態で、滑って転倒する人が後を絶たない。家の屋根からは大きなツララが垂れ下がり、落雪注意の看板があちこちに見られる。
小樽の観光名所の小樽運河の石造倉庫の屋根からは、大きなツララが幾重にも重なり、大寒がもたらす氷の芸術が見事な光景を見せている。
寒の季節は、受験シーズンの到来も告げている。明日から行われる平成18年度大学入試センター試験会場となる小樽商科大学では、雪かきや会場の準備に追われていた。
大寒の中、北の街小樽で様々な冬のイベントの準備にも追われている。小樽の冬の最大のイベントは、ろうそくの灯りが雪のオブジェに映える「雪あかりの路」(2月10~19日)だが、関係者は、大雪と寒さに向かって、いよいよ本格的な準備作業に入る。