小樽自動車学校で、冬道の安全運転無料講習会!


 小樽自動車学校(新光2)では、「冬道での車運転中に、スリップなど冬場のトラブルに遭遇した時に、落ち着いて対処出来るように」と、1月8日(日)9:00~12:00まで、無料で「冬道安全運転講習会」を開催した。
 新年2006年に入り、冬場も本格化している中で、例年の倍以上の積雪深を記録している小樽市内。幹線道路や細い小路の路肩に高く積まれた雪で車線は減少し、多くの交通障害が生じている。このため同校では、冬道の安全運転の無料講習会を開催し、参加者に冬道での実用的なドライブテクニックを伝授した。
 講習は、急ブレーキ・スラローム・坂道発進など、万が一のトラブルに遭遇した時に、困惑しないで、落ち着いて対処出来るように、冬道のトラブルを体験する。講習には、約30名の小樽市民が参加。2、3人で同じ教習車に乗り、順番に同校のコース内を運転した。吹雪くこともあり、参加者には、よりリアルな冬道運転を体験することが出来た。
 参加した望洋台の古名桂子(21)さんは「冬道は初めて運転しました。怖かったです。雪にハンドルが取られてしまって、思うようにハンドル操作が出来ませんでした。車間距離をしっかりとって、周りに迷惑をかけないように運転しないといけませんね」と、これからの冬道運転を心掛けていた。
 同校の小川博教務部長は「冬道は、夏場のようにすぐには止まらない。スピードを落とすことは当たり前。前車との車間距離をしっかりとってもらいたい。最低でも2、3倍は心掛けてほしい。あとは、人間が体調管理をしっかりして、運転していれば、めったなことはないはず」と、参加者に指導していた。
 例年の倍以上の大雪。この雪の多さに、市の除排雪はお手上げ状態だ。路肩に高く積まれた雪で視界不良など、様々な交通障害が起こっている冬道、運転する際には十分な注意が必要だ。