寂しい始業式!堺小最後の3学期スタート! 


 小樽市内の小・中学校の3学期が、1月17日(火)から一斉にスタートした。一世紀に及ぶ長い歴史に、今年度で幕を閉じる堺小学校(東雲町9・森眞由美校長)も、同日10:50から最後の始業式を行った。
 全校生徒54名が集まった最後の始業式では、最初に子供たちが体育館に校歌を響かせた。森校長が、「3学期は、6年生と過ごせる最後の時間です。1年生から5年生まで花園小学校と稲穂小学校、それぞれ新しい学校に行きます。みんなが堺小学校を卒業します。先生たちもです。最後にがんばってほしいことがあります。みんなが良いところを見つけてほしいと思います。そして、みんなが笑顔になってもらいたい」と、子供たちに話しかけた。
 校長の話の後に、2年生と4・5年生の学年発表が行われた。2年生の7人は、それぞれの冬休みの思い出を、「家族でビューホテルで宿泊した」。「お父さんのお休みの日に映画館にハリーポッターを観に行って、ウィングベイで食事をした」。「ポスフールでお買物をしました」と、全校生徒の前に立ち、少し恥ずかしそうに発表した。
 4・5年生の14人は、「最後の3学期をどのように過ごすか」をそれぞれ発表した。「友達と大切に過ごす」、「みんなで歌う合唱に力を入れる」、「新しい学校に行っても、堺小のことを忘れないように、堺小の歴史を学びたい」などと大きな声で発表。3学期にみんなで歌いたい歌「鳥になって」を、全校生徒に歌って紹介した。子供たちの元気な声を体育館いっぱいに響かせた。
 森校長は「閉校するということは、地域や校友会の方たちなど『さみしい』と、言葉では簡単に言えるが、言葉に出来ない思いというのがある」と、閉校についても話していた。6年生13人は、3月19日(日)で堺小の最後の卒業生となる。1年から5年生は、3月24日(金)終業式で母校を最後に去る。市教委は、25日(土)14:00から、閉校式を同校体育館で行う予定。
 平成18年度には、現在の1年から5年生の41人の中で、稲穂小に7人(男4・女3)、花園小に34人(男22・女12)が通学し、新しい学校生活がスタートする。