小樽公園の市民会館と市公会堂を左手に見て緑町へと下る、「紅葉橋の坂」(緑1)のロードヒーティングが停止して、気温が低い日は、一日中アイスバーン状態になり、凍結が続く危険な状態となっている。
市では、紅葉橋のたもとに「ロードヒーティング停止 走行注意」の看板を掛け、注意を呼び掛けているが、これから冬本番の急坂は、車の事故の原因となる公算が大きいだけに一日も早い復旧が望まれている。
この坂には、灯油を燃料として可動する、ロードヒーティングが設置されている。ストーブのような機能で沸かしたお湯が、地面に埋め込まれている配管を通って、路面の雪を溶かす仕組みになっている。しかし、このストーブ部分が去る未明に発火して故障した。原因は老朽化だという。「故障したロードヒーティングは、比較的古いもので、部品も製造されておらず、オーダーメードで現在注文しているが、いつになるかわからない」(雪対策課)と心許ない。
紅葉橋の坂は、10%勾配の急な斜面となっている。「現在は、万全ではないが、散布剤・融雪剤・ 凍結防止剤などで対応しています」という。冬本番を迎えた小樽市内、「ロードヒーティング停止中」の紅葉橋の坂での車の運転や歩行には、充分な注意が求められている。