冬には珍しい3日続きの快晴で明けた12月第2週目は週末にかけ、大荒れの天候となり、小樽市内にドカ雪がやって来た。
「北海道付近は、冬型の気圧配置が続き、気圧の谷が管内を通過中のため、活発な雪雲が流動しており、大雪となる見込み」と、札幌管区気象台は12月11日(日)に、「高波と大雪・風雪に関する石狩・空知・後志地方気象情報」を発表。「11日昼前まで強い雪が降り、その後も夕方にかけ雪が降り続き、大雪となる見込みです」と、「大雪やふぶき、吹き溜まりによる交通障害、突風、なだれに注意して下さい」と注意を呼び掛けていた。
11日15:46、小樽など後志北部に出されていた「風雪注意報」を解除し、「大雪警報」を発表。「波浪・なだれ注意報」を継続している。16:22の同気象情報第6号では「11日夜遅くにかけて激しい雪が降り、総降雪量が70cmに達する見込み」と、「大雪による交通障害に警戒して下さい」と呼び掛けている。
11日11:00に積雪26cmを記録したドカ雪の到来で、「とうとう来たね。でもこんな一気に降らなくてもね」とつぶやきながら、小樽市民は雪かきに四苦八苦していた。市内の道路では、屋根に雪を積もらせヘッドライトを点け、のろのろ運転する車が目立った。市内石山町の浄応寺の坂の路面では、ロードヒーティングの効果はなく、雪に覆われ、途中で引き返す車もあった。日乃出湯の前では、近所の人たちで協力して「いやいや参ったね。いつか来るとは思ったけどね」などと、腰に手をやりながら雪かきに追われていた。