北海道とロシア本土を直結する新航路が開設され、11月21日(月)8:00、新造された定期貨物船「サンシャイン21」が小樽に初入港し、赤と緑のツートンカラーの船体が姿を現した。
小樽~ウラジオストク間を結ぶ新航路は、ボストーチ二と苫小牧の定期コンテナ航路が、1995年に休止されて以来、10年ぶりに北海道とロシア本土を結ぶ。
小樽で見られる老朽化したロシア船と違って、新しい赤と緑の2色の船体が目立つ「サンシャイン21」(全長83m、総トン数3,000トン)が、この新航路に就航した。
小樽市港湾部は、この新航路の開設を祝い、21日(月)9:00歓迎訪船をした。この歓迎セレモニーに、同船のバジェノフ・ヴィクトル船長、シュクラボフ・アレクセイ一等航海士、クジバノフ・セルゲイ機関長が参加。本間達郎・港湾部長は「友好を深めるためにも、定期的に経済交流をしていきたい。滞在中はぜひ、小樽の魅力に触れてもらいたい」と歓迎の挨拶を述べた。
市港湾部からは、花束、入港記念盾、記念品が贈呈された。バジェノフ船長は「入港を歓迎して頂き、船員共々、小樽市長・港湾部・・皆さんに本当に感謝しています」と話した。
セレモニーの後、「なんで小樽の街の看板には、ロシア語が多く表記されているんですか?」と、船長からのいくつかの質問に、「ロシアの船員などが多く街に出歩くようになったからですよ」などと港湾部が答え、団らんのひとときを持った。