小樽市望洋台在住の後志児童文学の会・続橋利雄会長(77)は、第2回童話コンクールの銀賞受賞作品「ポピーはへっちゃら」を、11月20日全国で発売すると発表した。
続橋会長は、秋田県山本町に生まれ、現在、小樽市望洋台に住む。38年間勤務した小樽市立桜小学校長で定年退職を迎えている。留寿都村の黒田小学校で校長を勤めていたこともあり、その時の経験や体験をもとに、「小さな学校の国語教師」、「北の大地のアスパラ学校」など多数の童話を書いている。
今回、発売する童話も、続橋会長が黒田小学校の体験をもとに書いた童話の中のひとつで、第2回童話コンクールの銀賞受賞作品。左目・左足に障害を持つ主人公・子りすのポピーが、母りすに止められているにも関わらず、ほら穴の中から飛び出し、森の中へ大冒険に出る。新しい仲間と出会い、たくさんの経験をし、明るく、たくましく成長していく姿を書いた作品となっている。
「ポピーはテーマをしっかり持っている。たくさんの子供たちに、この童話で力を与えたい」と、童話制作50年の節目に、この童話を出版した。
「ポピーはへっちゃら」碧天舎刊11月20日発売、定価1,000円(税込1,050円)、並製/四六判/96ページ