小樽市総合体育館(花園5)の二度にわたるアスベスト落下。このため、市は、8月1日(月)18:00から体育館を全館閉鎖している。
閉鎖から約2ヶ月、9月29日からアスベスト除去工事のための準備作業が進められていた。そして、11月1日(火)、小樽市は、いよいよ本格的なアスベストの除去工事に着手した。
除去工事は、約3,600平方メートルの天井と梁に吹き付けられたアスベストが対象。床から約14mの高さの足場を組み立てて、へらなどを使って除去をする。その際に、特殊な吹き付け剤を使用し、アスベストの飛散を防止。天井を3区画に分けて、除去工事を順次進める。工事期間は4月25日までで、予算は約1億5,000万円かかる。
工事中もアスベスト濃度測定を行ない、体育館外への入退場や機材・廃棄物の搬出により、アスベストの飛散を防止するためのセキュリティーゾーンを設置する。小樽市建設部・白川克己建築住宅課長は、「万全を期して、アスベストの飛散がない形で安全を確認しながら、除去工事に取り組む」という。
除去後、館内の濃度測定を行ない、結露や音響対策のため、新たに断熱材を吹き付け、5月1日をめどに使用を再開する予定。