小樽市立美術館(色内1)は、発泡スチロールでスペースシャトルを作る、子ども美術講座「宇宙の旅へGO!」を11月12日(土)9:00に開講した。
子ども美術講座は、市内の子供を対象に、学校の授業から離れて、のびのびと図工の時間を楽しんでもらうため、市立美術館が、毎年同時期に講師を招き開いている。今回は小樽市内の37人の小学生が参加した。
講師は、市内で子供を対象に絵画教室を開いている松本公子さん。「本当は捨てられてしまう物、今回は発泡スチロールを使って、自分の手で最初から作成してもらいたい。学校の授業では、教材として出来るものを使用するから、この講座で色々な物を再利用してもらいたい」と、子供たちにやさしく教えていた。
講座には、市内の青果店、電化製品店から発泡スチロール、空き缶やビンのキャップ、卵容器、アルミホイルなどが材料として置かれていた。
最初にデザインを考え、そのデザインにあった発泡スチロールを選ぶ。カッターで削り、のりを使ってアルミホイルを貼り付ける。金属をイメージし、色々な材料を使い、縦長の派手なデザインから横長の物まで、様々なシャトルが次々に作られた。
去年開かれた美術講座では、ペットボトルを利用して宇宙人を作った。その宇宙人に会いに行くためのスペースシャトルを、集まった37人の子供たちが発泡スチロールの切くずまみれになりながら取り組んだ。「本当に楽しい」、「難しいけど、学校の図工とは違って面白い」、「発泡スチロールだから水に浮かびそう」と、楽しい時間を過ごしていた。
今回作られた子供たちの作品は、12月23日(金・祝)から30日(金)までの10:00~16:00、市立小樽美術館3F市民ギャラリーで展示される。26日(月)・27日(火)は休館日。