丸井今井小樽店の閉店などで、商店街の活気も薄れる中、小樽都通り商店街を襲った2月の火災から9ヶ月。そんな都通りに明るいニュース。火災跡地に2店舗が11月1日(火)と12日(土)に相次いで復活オープンした。
1店は、支店として新規オープンした婦人洋服店の「ハカタ」(山岡セイ子社長)。もう1店は、火災で全焼した「佐々木時計店」(佐々木盛一社長)が、元の場所で営業再開となった。
1日にオープンした「ハカタ」は、花園で40年も続けてきている洋服店の支店。山岡社長は「こんな難しい時代に新しいお店を構えられ、本当にがんばらなければ」と喜びと意欲を語る。「佐々木時計店」は、10月末に営業再開の予定だったが、準備に時間がかかっため、12日に再スタートとなった。
火災前は1棟の中に、4店舗が並んでいたが、現在は2棟に分かれた。このうち、出火元となった旧100円ショップの場所には、新たに3階建ての建物が建設中。
その隣の「ハヤシヤ洋服店」は火災後、同じ都通り内の別の自店舗で営業を開始している。「15年商売を続けた場所を移るのは容易ではなかった。無事建って他店が営業を開始出来て良かった」(石山和則店長)と、新店舗の開店を喜んでいる。
「佐々木時計店」の横で営業していた「若林メガネ」は、営業再開の予定はない。現在、その場所は空き店舗となっている。
暗いニュースが続く中、火災跡地からの洋服店と時計店の復活オープンは、都通りの商店街に久々の明るいニュースとなっている。