小樽市朝里川温泉に聳え立つ、小樽朝里川温泉スキー場は、12月1日(木)にオープン予定だが、29日(火)の朝の激しく降った雨により、積もった雪がほとんど溶けてしまった。
同スキー場では、暖かい日が続き、積もった雪も溶け始めていた。それに輪をかけ29日の激しい雨によって、メインコースとなるレッドコースには、芝がたくさん見え始めて。下から山頂まで約500mも標高が違うため、下のコースから芝が見えているが、山頂のパープルコースでは、圧雪がかかって下地は整い、残りは雪が降れば完璧という。
スキー事業部・川口和夫事務長は「本当に雪頼み。計算出来ないんだよね。降ってみないと分からないしさ。計算出来るわけないけど、出来たら楽なんだよね。このままの状況では12月1日のオープンは無理だろうけど、今晩から寒波が来るってことなので、非常に期待しています」と、遅くても4日(日)にはオープンしたいと意気込む。
昨年の同スキー場は9日にオープンしている。例年5~10日の間にはオープンしているため、「心配はしていない」というが、「自然のことだから本当に分かりません」とお手上げ状態だ。リフトしかないため、山頂の積雪が整っても、下のコースに芝があると、途中で歩くことになってしまうという。