華道・茶道・書道の日本の伝統文化に挑戦する「在住外国人日本文化体験会」が、10月29日(土)9:30~12:00、小樽市生涯学習プラザ「レピオ」(富岡1)で開かれた。
この体験会は、日本の伝統的な文化の体験を通して、日本文化に対する理解を深めてもらうため、小樽市と小樽市文化団体協議会の共催で年に1回開かれている。第12回目の今年は、カナダ・イギリス・オーストラリア・中国・ニュージーランド・ドイツ・スペイン・韓国・アメリカ・ロシアの10カ国の24名が参加。日頃馴染みのない華道・茶道・書道の体験に挑戦した。
華道は家元池坊小樽支部の蔦原量子さん、茶道は裏千家淡交流会小樽支部の十和田佐宗芳さん、書道は小樽書遊会の北川稲谷さんらの指導で参加者を3班に分け、交代で各約40分ずつ体験した。 慣れない正座で足が痺れてしまう人や、「愛」という字を一生懸命書く人、ひまわりとムラサキシキブを上手に生けたりと、参加者たちの笑いや感動でいっぱいとなった。
華道を体験した中国のオウ・ショウイさんは、「難しいです。でも楽しい。ムラサキシキブは初めて見ます。きれいですねぇ。中々体験出来ませんよね」、茶道を体験したイギリスのルイス・バイアムクックさんは、「ちょっと足が痺れました。でもお茶おいしかったです」、書道を体験したスペインのトゥダンカ・カルメンさんは、「私は『愛』を書きました。インタレスティング」などと、日本の伝統文化の体験を満喫した。