日銀金庫室の特別展｢北海道開拓使物産売捌所～建築家コンドルと弟子たち～｣が、2005年10月13日(木)から開催された。
同展は日本銀行旧小樽支店金融資料館(色内1)にある大金庫室で、日銀所蔵のイギリス人建築家、ジョサイア･コンドルの｢北海道開拓使物産売捌所｣の設計図を特別展示する。
特別展｢北海道開拓使物産売捌所～建築家コンドルと弟子たち～｣の建築家コンドルは、｢ニコライ堂｣や｢鹿鳴館｣などの設計で知られている。今回は｢北海道開拓使物産売捌所｣の設計図を複製で紹介する。
北海道開拓使物産売捌所は、東京の永代橋際に建てられ、開拓使廃庁後、開業当初の日本銀行本店として14年間利用された。
この設計図面には、コンドルはもとより、日本銀行旧小樽支店の建物を設計した辰野金吾、旧日本郵船小樽支店を設計した佐立七次郎のサインもあり、小樽とゆかりの深いものとなっている。
同資料館では、｢日本銀行や北海道･小樽に関わりのある明治初期の設計図面をご覧頂き、日本の近代建築の息吹を感じて頂ければ幸いです｣としている。
この特別展は、2005年10月13日(木)から2006年1月22日(日)まで開催。9:30～16:30(入館は16:00まで)、入館無料。
