秋の連休に水族館の飼育員体験!小樽水族館のおもしろ講座!







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 秋の3連休となった9日(日)、小樽水族館からイルカやセイウチを調教体験する子供たちの歓声が上がった。
 秋空が気持ち良く広がった10月の3連休。小樽水族館(祝津3)で、2005年おもしろ講座「集まれ未来の飼育員」海獣編が、9日(日)・10日(月・祝)の2日間、小学4年生から中学3年生まで、1日定員15名参加して行われている。この講座は大人気で、電話予約も15分で埋まるほどだ。
 3連休の中日の9日(日)10:00から始まった講座は、「飼育係のお仕事」の講義を受けた後、海獣公園で、飼育動物の餌の選別と給餌、飼育施設の掃除、セイウチの訓練体験と、「未来の飼育員」たちの奮闘が続いた。
 餌の選別では、バケツに1kgの餌を手づかみで入れ、施設の掃除では、ペンギン舎の床を、モップを使いゴシゴシ掃除した。
 飼育動物の給餌では、セイウチ舎で各1頭に、参加者5名が付き、サインや声での訓練体験とセイウチの生態について解説を受けた。セイウチのあまりの大きさに、怖がる子供たちもいた。セイウチの息に「臭い」などと、飼育員でしか判らないことも体験していた。
 餌場でアザラシやトドの餌を自分で準備、小さい魚のイカナゴのエラから指を入れて、動物専用の総合ビタミン剤が入るスペースを作り、飼育動物が餌から栄養のバランスが取れるようにしていた。
 メインイベントのイルカスタジアムでは、イルカの調教体験と生態についての紹介、イルカの訓練も体験。イルカ1頭に、参加した子供5人が交代で、握手・鳴き・尻尾振りの訓練を体験。最後に代表の子供が、思いっきり手を横に振り、イルカジャンプのサインを出した。「かわいい」「かっこいい」との声が館内に響いた。
 「函館からこのイベントに参加するために来て良かった。楽しかった。セイウチのつぶらな瞳がかわいかった。すごく楽しかった。イルカのジャンプのサインを出した子がすごくうらやましい」(持丸和摩くん14)
 川尻孝朗海獣第一課長は、「動物と身近に触れて、水族館の飼育係じゃないと体験出来ないこと、水族館の動物たちのことを知ってもらいたい。また、水族館に来た時に思い出してもらいたい」と語った。
 2005年おもしろ講座「集まれ未来の飼育員」海獣編は、10日も行われる。