「小樽市勤労女性センター」(花園2)が開館から30年を迎え、「30周年記念事業」として、同センターで活動するサークルの発表や作品展示を、10月29日(土)に初の一般公開した。
小樽市経済部所管の「小樽市勤労婦人センター」が、軽運動室・託児室・学童学習室などを完備し、道内初の施設として、1975(昭和50)年5月12日に開館。以後30年間、様々な講座を開催し、その受講者たちがさらにサークルを作り趣味や健康づくりを続けている。
記念事業では、実演コーナーやサークルの発表会、作品の展示会など様々なイベントが催された。
絵手紙作り、クラフト作品作り、親子で豚丼・コーンスープ・チョコチップクッキーなどを作る「チョー簡単親子クッキング」や着物の着付け、茶道などの実演コーナー。放課後児童の大きな絵や同センターの歴史をひもとく写真、サークルの作品などが飾られたセンターには、200人以上の市民らが足を運んだ。
サークルの発表会では、イスラエルやイングランドなどの民謡を踊る「パレット」のフォークダンス、「若葉会」の気功太極拳、振袖・袴の着せ方を発表する「あやめ」の着付け、「フラクラブピカケ」のフラダンス、「コール・リラ」のコーラスなどで、拍手と歓声が会場に響いた。
展示会は、華道・着付け・手芸・書道・木彫・俳句・絵手紙・クラフトなどのサークルの力作が、11月2日(水)午前まで飾られている。船が浮かぶ運河の緻密な木彫りの皿を展示している、彫雅会の西玲子さんは「色々な人の作品を参考にして作りました。出来上がってみて、もっとこうすれば良かった、こうではなかったなどと反省をしました。自分の作品が飾られて、その後に家でどのように利用されるのかがすごく楽しみです」と語った。